p15
1歳になった頃から、大人と同じ朝ごはんを食べています。ところが、子供は大人の思いどおりに動いてくれないものなのです。

p16
本人はいたって元気なのに、いわゆる登園基準を満たさない熱が出るときがあります。

p18
育休は、休みではない

p22
24 時間赤ちゃんがそばにいる状況で、仕事も育児も家事もやり切るのは至難の業です。せめて仕事は休もう。

p26
もう一つ嫌いな言葉に「家族サービス」があります。外食や旅行に「連れて行く」のは、男性から家族に対する「サービス」なのでしょうか。単純に、家族と一緒に、外食や旅行を楽しめばいい。それだけなのではないでしょうか。

p40
私は物書きなので、書きます。書いて、発信して、広めます。

p47
こだわりのポイントが違うのです。

pp50-51
おいしく食べるためにも賞味期限は厳格に守りたい。「ちょっとくらい過ぎても食べられる」「もったいない」という考え方もありますが、基本は、おいしいものはおいしいうちに食べよう、という発想です。おいしくないのを食べることこそ、もったいない。/おいしいうちに食べるために、管理をしっかりしているということです。

p59
不公平感を解消するために役割分担を厳密にするのではなく、個々人の強みを活かした役割分担が、暮らしを楽しくする第一歩だと思います。

p64
健康管理をサボらない

p66
心の健康の面で大切にしていることは、ストレスを溜めないことです。[…]できるだけ嫌なことはしないようにしています。[…]悩んでいる時間が一番ムダだと考えています。決めて、行動する。これが大切です。[…]意思決定を早くして、行動に直結させるようにしています。

p67
一番のリスクヘッジは健康であること

p118
子育てをしていると、自分だけの世界に没入する時間をつくることは難しくなります。しかし、原稿を書いたり論文を書いたりするときには、どうしてもその時間が必要です。

p120
娘がなにに興味を持つか、注意深く見ています。

p121
興味を遮らないことで引き出しを増やし、そこから自分で選択していけばいいのだと思っているのです。

p129
家事や育児は、アンペイド・ワーク(お金が支払われない仕事)、立派な「仕事」だということです。

p135
「在宅勤務だったら家庭と両立できる」と短絡的に考えることはできません。

p144
よく「子どもが生まれると丸くなる」と言うけれど、はたしてそうでしょうか。たしかに私は、人に対しては優しくなり、丸くなったかもしれません。でも、社会に対してはより厳しい目を向けるように成りました。こんな国でいいのか、このままで大丈夫なのか、というような。

p147
好奇心にフタをしないことが、教育方針の一つです。私が社会に出て感じたことは、好奇心旺盛な人はは優秀な人だということです。

p149
思い込んでしまうと、人はそのとおりの人生を歩んでしまう

p156
同時に、女性にもわかってもらいたいのです。男性が、育休を取得したり、時短勤務を申請したりすることが、まだまだ難しい社会なのだということを。/社内にロールモデルや理解者がいない場合、パイオニアとして行動するのは、とても労力のいることです。イクメンでいるのも大変なことなのです。

p157
私たちは、いま、ロールモデルのいない時代を生きています。

p158
無知は罪だ

p159
「なぜ」がわからなければ、子どもが犠牲になる事件は今後も繰り返されるだろうと感じたからです。

pp160-161
マスコミで報道されるこの言葉だけが真実だと捉えて攻め立てることには異論があります。

p161
性暴力、セクハラ、パワハラ、育児放棄、孤独死、孤立死……。事件として私たちの目に触れるものの後ろには、その何十倍もの潜在層が存在しています。

p168
海外でもどこでもいいから、行きたいところではなく、行くべきところへ行ってもらいたいのです。それは、大学の可能性を信じているからです。/「行きたいところ」という選択は、目の前にある選択肢からのみ選んでいる印象です。/しかし、「行くべきところ」は、より広い情報の中から選んでの進学を意味します。/最後に決めるのは娘の意志ですが、幅広い選択肢は、親が提示しなければいけないと考えています。

p169
結局のところ、娘に期待することは、自分で考えて行動する大人に育ってほしいということだけです。

p177
我々、市井のパパは、妻や子どもや保育士さんやママさんたちにいかにウケるか、認めてもらえるかということを日々考えているというのは、大事な視点だと思うんです。

p177
僕は、保育園の送迎は、自分が持っている一番高い服で行くと決めているんです。

p180
待っているつもりなんだけど、結構、動かしてしまうところがあって。それは子どもを幸せにしているようで、長期的に見ればそうではないのかなという反省はあります。

p186
僕、「イクメン」という言葉に違和感があるんです。この言葉がある限り、男にとって育児は特殊だということが可視化されるというか。

p189
ものごとの一点だけを捉えて、ものすごい反射神経で評価する時代になっている気はしますね。

p190
「男らしさ」「父親らしさ」なる言葉を超えて、「私らしく」生きればいいのです。